2009年1月29日木曜日

芽ばえ

今朝の最低気温は-7℃。朝の天気は快晴です。お昼ごろから少しずつ薄雲が広がってきましたが、日差しは健在、天気は崩れることはないようです。最高気温は8℃を超えました。

大寒に入って10日。この間、雪が降ったのは3日ほど、降った雪の量は10cmにもなりません。
晴れの日が多く、とても大寒とは思えない日が続いています。
さて、これから先、大寒らしい天気が来るのか。
10日先までの高層天気図の予想を見ると、強い寒気の南下は期待できません。
冬型になったとしても一時的。
降ったとしても、たいした量にはならないようです。

先週の金曜日のことです。
仕事をしているとき、有線放送で音楽を鳴らせて有るのですが、普段は今の歌謡曲が流れています。その日は1970~80年代の歌が流れていました。
私が青春時代真っ只中の時です。
ジュリーや森昌子、郷ひろみなどアイドルの歌から演歌まで。
「いやーこの時代の歌はいいですね。」などと話しながら仕事をしていました。
そしてある時、それまでの曲調とは違うメロディーが流れ出しました。
歌声は若い女性で歌詞も曲も、とても快いものでした。
私の記憶の中の片隅にうっすらとしまわれていた歌でした。
ところが肝心の曲名と歌手の名前が?なのです。
いくつもの曲名が頭の中に出てくるのですが、その中でたぶん「芽ばえ」と言う曲じゃないかなと、一緒に仕事をしている20代の女性に話したのですが、歌手名が出てきません。
それでも、その歌は再度私の頭の中にこびり付きました。(こびり付く=しっかりくっ付く、がばっとくっ付いて離れにくい、まあそんな意味です)
その曲が流れ終わった後も、私の頭の中では、その曲がエンドレステープにかかったように流れ続けています。
その後は気になって仕方がなかったのですが、その答えは月曜の朝わかりました。
朝の情報番組を見ていたら、麻丘めぐみさんが芸能活動50周年のコンサートを開いたというのです。そしてその中で気になっていた曲の一部が流れたのです。
答えは麻丘めぐみさんのデビュー曲の「芽ばえ」でした。
この曲で、レコード大賞最優秀新人賞を受賞しています。
今聞いても、とてもすばらしい曲で、今の女性アイドル歌手では歌いきることの出来る人はいないと思います。
歌詞は女の子のチョット切ない想いを歌っていて、曲もすばらしく、そして麻丘めぐみさんの、伸びやかな歌声が、いっそう「芽ばえ」を美しくしています。

麻丘めぐみさんは私にとって唯一のアイドル。
そんなめぐみさんを、長い年月の間に、心の奥深くにしまって思い出せなかったとは、何たる不覚。
「芽ばえ」を聞いたことで、またまた私の心に灯が灯ってしまいました。