2012年2月12日日曜日

レルヒ記念杯スキー大会

今朝の最低気温は-7.9℃。朝の天気は雪降りです。日中も小雪がちらつく天気です。最高気温は-3℃です。

レルヒ記念杯スキー大会
日本に初めてスキーを伝えたのは、当時日本に駐在していたオーストリアの武官テオドール・フォン・レルヒ少佐です。
明治44年1月(1911年)、新潟県高田に駐屯していた師団に、スキー術を伝えるために高田に来ていましたが、高田地方に雪が少なく、師団長、堀内中将以下80名の将兵を引きつれ柏原を訪れました。
そして、現在の国際村のある神山で初滑りをしたということです。
このいわれに基づき、これを記念し昭和26年から開かれている大会が、レルヒ記念杯スキー大会です。
その後、まだお元気であったレルヒ少佐の奥様を町関係者がオーストリアに訪ね、スキー大会の趣旨をお話し、レルヒ少佐のお名前の使用と、記念スキー大会の開催のご許可をいただいた、由緒有るスキー大会です。
レルヒ記念杯スキー大会が初めて開催された昭和26年当時は、まだ柏原村にスキー場はありませんでした。
そのためスキー大会は、黒姫山の裾野の、長水地区の左手上部の植林のため伐採された、広大な斜面で行われました。
ここでの開催は柏原に柏原(伊勢見山)スキー場ができるまで行われていました。
実はこの広大な斜面、スキー場にはうってつけの場所でした。
私がまだ小さい子供のとき、祖父に連れられ、スキー大会を何度か見に行った記憶があります、
かまくらや雪像も作られていて、おでんや甘酒も売っていたと思います。
多くの人が見に行って、にぎやかでした。
現在は黒姫高原スノーパークで開催されていて、本日第58回レルヒ記念杯スキー大会が開かれました。