2018年6月13日水曜日

小惑星探査機「はやぶさ」が帰還した日

今朝の最低気温は11.2℃。朝の天気は早朝は雨のち曇り。日中は曇りで一時薄日。最高気温は15.6℃。

今日は、日中でも肌寒い天気になりました。

2010年6月13日は、小惑星探査機「はやぶさ」が帰還した日です。
夜10時51分に60億キロの旅を終え、地球大気圏に突入しオーストラリア上空で本体はバラバラになりながら光り輝き燃え尽きていきました。 突入前に分離されたカプセルは、細い尾を引きながら飛行を続け、ウーメラ砂漠の予定地点にパラシュートを開き無事着陸しました。 はやぶさは、2003年5月に地球を出発し、小惑星イトカワを目指して飛行を続け、2005年9月にイトカワに到着しランデブーを続け、イトカワ表面を詳しく調べ、その後、探査機本体が降下接地して資料の採取を行った際のトラブルから重大な問題が発生。一時は通信が途絶えるという深刻な事態にまでなってしまいました。 通信が奇跡的に回復しましたが、姿勢制御の燃料が漏れ姿勢制御ができなくなりましたが、イオンエンジンや太陽光圧を利用して姿勢を立て直し、地球帰還軌道に入り、予定より3年近く遅れて、地球に戻てきました。 ズタズタにボロボロになりながら地球を目指したはやぶさは、多くの人の心を揺さぶりました。 大気圏に突入する前の、最後に撮影された故郷地球の写真は、涙に霞んだように見え、多くの人の涙を誘いました。 さて、このはやぶさの帰還を国内のテレビは公共放送も民放も何処も生中継しませんでした。 ただ、新聞や雑誌など紙媒体のほうが早くから注目していました。 テレビがどこも生中継しなかったことに、批判も出ました。 今、人々が何に興味があり注目しているのか、わからないテレビ局。 今のテレビ局の姿ですね。