2012年3月11日日曜日

大震災から一年

今朝の最低気温は-2.6℃。朝の天気は晴れです。お昼過ぎまで良い天気でしたが、午後も半ば頃になると雪が降りだしました。最高気温は6.6℃です。

東北沖を震源とする大地震が発生したのは昨年3月11日14時46分。
太平洋プレートが北アメリカプレートの下に滑り込む滑り面で発生した地震は、マグニチュード9という、とてつもなく大きなエネルギーを持った地震でした。
当初マグニチュード7.8と発表され、津波の規模を過小に判断したため、住民の避難が遅れ、2万人近い死者、行方不明者が発生しました。
実は、この地震直後に、マグニチュード9.1という数値をはじき出していた観測所があります。
長野市松代に在る、精密地震観測室です。
この観測室には、超高感度地震計や、群列地震観測システムがあり、この観測室だけで、地震の規模、震源などを特定できます。
地下核実験を探知する観測室でもあります。
今回の地震では、震源に近い地震計が壊れたり通信網が遮断したりしました。
また近隣の地震計は針が振り切れ、正確な数値を表せませんでした。
巨大地震の際の観測網の整備が必要です。
今回の地震では、多くの尊い命が奪われ、住宅が壊れたり津波に流され、経済は大きな被害を受けました。
そして原子力発電所の事故による放射能汚染は、これから長期にわたり人々を苦しめることになります。

今日は東京で政府主催の追悼式典が開催され、天皇陛下が、お言葉を述べられました。
これからが本格的な復興になると思いますが、政府のもたつきはどうしようもありません。

そして、この地震、津波でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りします。
また、被災された方にお見舞い申し上げます。
一日も早い被災地の復興を願っています。