2009年2月27日金曜日

金稜辺

今朝の最低気温は-3℃。朝の天気は曇りでしだか、半ばを過ぎると、チラチラ白いものが、お昼を過ぎると小雪の状態ですが降ってきました。日中の最高気温は2℃近くまで上がりました。

金稜辺という、ランをご存知でしょうか。
シンビジュウムの一種で、少し小型のランです。
このランの花には変わった性質があります。
それは、この花にニホンミツバチが集まるからです。
花が出す香りの成分が、ニホンミツバチの集合フェロモンと分子構造が近いため、ニホンミツバチが惑わされて、集まってくるのです。
この性質を利用して、ニホンミツバチの分封群をおびき寄せて巣箱に入居していただこうと、このランを利用するわけです。
さて一つ問題が。それはニホンミツバチの分封期に、花の開花を合わせなければならないということです。
当地では5月中旬から下旬ごろが分封期。この時期に開花するように調整するわけです。
暖かいところにおけば早く開花してしまうので、今は涼しいところにおいてあり、また水も切ってあります。
ランにはチョッと可愛そうですが、もうしばらく我慢していただきましょう。