2010年11月12日金曜日

カラスの知恵

今朝の最低気温は3.3℃。朝は曇りから雨、そして日中は晴れの天気です。

お昼近くに、近くの駐車場でカラスが一羽、舞い上がったり降りたりを繰り返しています。
よく見ていると、嘴で何かを咥えて舞い上がり空中からポトリと落とし、すぐ舞い降りまた咥えて、舞い上がりポトリと落とします。
そうです、何かの木の実を割るために落としていたのです。
よく道路に落として、車のタイヤに引かせてつぶれた実を食べているのを見かけます。
タイヤでつぶすと実はぺちゃんこ。
だけど、落として割れただけなら、食べられる部分はそっくり戴けます。
その証拠に、私が車で近づくと、実を咥えて横に逃げました。
つぶしてもらうより、ただ割って食べるこのカラスの知恵。
恐れ入り屋の鬼子母神です。
カラスはとっても頭の良い鳥で、人の顔を見分けることが出来るそうです。
そしてもちろん、物まねもします。

私は中学生の時にカラスを飼った事があります。
丁度手のひらに乗るくらいのうぶ毛に包まれた雛でした。
私は学校に行くため、昼間の餌は父がくれてくれましたが、一番なついたのは父です。
そしてすくすくと成長し、見た目には大人のカラスと見分けがつかなくなりました。
ですがとっても慣れていて、肩の上に乗せて外に出ても逃げることなく、おとなしく散歩に付き合ってくれました。
カラスも飼うと、とっても可愛いです。