2009年9月19日土曜日

自動ドッキング?

今朝の最低気温は14.4℃。朝の天気は曇りです。日中は日が射す時もありましたが、雲の多い天気です。最高気温は19.1℃です。

今日早朝、ISSに搭乗する飛行士が、ハッチを開けてHTVの与圧室に入りました。
今回、HTVは自動ドッキングではなく、ロボットアームによる手動ドッキングでした。
ロシアのソユーズ宇宙船や、プログレス、ESAのATVなどは自動ドッキングでISSに接続します。
ではなぜ、HTVは自動ドッキングではなかったのか。
日本には、自動ドッキングの技術がないのか。
現在の日本の技術を持ってすれば、問題なく出来ます。
実は、今回ドッキングした共通結合機構は、ISSを構成するモジュールを接続するドッキングポートなのです。
本来、輸送船がドッキングするところではないのです。
そのため、共通結合機構は自動ドッキングに対応していません。
それでは、なぜ自動ドッキングポートを使用しなかったのか。
自動ドッキングポートは、直径80センチの通路しか確保できません。
ところが共通結合機構は、一辺1.2mの通路が確保できるのです。
プログレスやATVでは運べない、大型の機器が運べるのです。
ここがHTVの大きな特徴です。
スペースシャトルが退役した後、大型の実験機器や補修部品を運べる、唯一の輸送機になります。