2023年6月9日金曜日

エルニーニョ発生へ

今朝の最低気温は14.9℃。朝の天気は曇り一時雨。日中も曇。最高気温は20.7℃。

今日は、日中曇り空が続き、陽射しもなく肌寒い一日でした。
さて、気象庁はエルニーニョ現象が発生していると発表しました。
エルニーニョ現象は南米エクアルドからペルー沖の赤道域の水温が平年より高くなる現象です。
赤銅域には貿易風(東から西に吹く風)が吹いているのですが、この風が弱まることで、暖かい海水が西部に流される力が弱まり、南米赤銅沖の水温が高まることで発生します。
エルニーニョが発生すると、日本の夏は涼しく、冬は暖冬傾向になるとされています。
ただ、今年の夏はラニャーニャの影響が残っていることと、昨年1月のトンガの大噴火の影響で、暑い夏になる可能性が有ります。
火山が大噴火すると、吹き上がった火山灰が成層圏まで達し、火山灰が太陽光を遮り気温の低下を招きます。
浅間山の天明の大噴火の後、気温の低下による大飢饉が発生しました。
また、ピナトボ火山の大噴火の後、日本では平成の米騒動が発生しました。
ところが、トンガの大噴火では、火山灰より大量の水蒸気が成層圏まで吹き上がりました。
この水蒸気は、温室効果ガスと同じような効果を発生します。
そう、地球に布団を一枚掛けたように。
まあ、実際には夏になってみないと分からないんですがね。
暑くなるのも嫌だけど、涼しくて米が取れなくても困る。
私は何と言っても米派なので。
ただ、冬は暖冬の方がいいなー