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麻丘めぐみさんⅠ
1970年代、一人の少女が歌謡界を駆け抜けていった。
キュートな顔立ち、長い黒髪、モデル出身の抜群のスタイル、まさしく、おとぎ話の中から飛び出てきた妖精のような、その愛くるしい少女の名は「麻丘めぐみ」さん。
1972年6月5日は、「麻丘めぐみ」さんが「芽ばえ」(作詞千家和也、作曲筒美京平、編曲高田 弘)で歌手デビューした日です。
そして私の青春時代の永遠のアイドルです。
また、めぐみさんは3歳で芸能界にデビュー。今年で芸能生活50周年になります。
そこで今日から何回になるかわかりませんが、麻丘めぐみさんのことを、少し書いてみようと思います。(不定期です)
子役、モデル時代
「麻丘めぐみ」(本名藤井佳代子、愛称カコ)さんは、1955年10月11日に大分県別府市で生まれました。生まれたすぐ後に、大阪市住吉区に転居します。家族は両親と4歳年上のお姉さんがいます。このお姉さんはとても活発な子で、自分で児童劇団に入ってしまいます。
めぐみさんが、よくお母さんに連れられ見に行っていたときに、モデルとしてスカウト、乳飲料メーカーなどのCMに2歳で出演します。そして3歳のときに大阪梅田コマ劇場で初舞台を踏みます。花菱アチャコさんなどの舞台に出演。テレビでは「やりくりアパート」「ラーメン親子」「ピンからキリちゃん」などに出演しています。
めぐみさん小学校5年の時に、お姉さんが演歌歌手を目指し、遠藤 実さんの内弟子になるため上京。ところが貧血で倒れたため、母親とめぐみさんが一緒に暮らすために上京します。久我山の狭いアパートで3人の暮らしが始まります。上京後はモデルとして東京タレント・エージェンシーに所属し、創刊間もない「セブンティーン」「女学生の友」などのモデルとして活躍します。
中学では剣道部に入部します。初めお母さんは大反対。そのため当初は卓球部に入部しますが、諦めきれず内緒で剣道部に転部してしまいます。内緒にしていた転部がばれますが、お母さんを説得、卒業までに1級を取得します。中学時代に、森田健作さん主演の「おれは男だ」に、森田さんの妹分的な剣道をする少女役で出演しています。
中学3年の時に、集英社の企画でセブンティーンのモデルとして船でグアム島に行くことになります。この船には他の雑誌の企画で寺内タケシさんや小柳ルミ子さんも乗船していました。船旅の途中で、寺内タケシさんが歌合戦を提案して行われる事になります。セブンティーンチームを代表してめぐみさんが唄うことになります。初めは歌を唄うことに抵抗していましたが、説得されて唄ったのが、平山美紀さんの「真夏の出来事」。それを聞いた寺内さんが、「いいねー君、レコード出そうよ」と言います。
中学時代はモデルに専念。そしてセブンティーンや女学生の友の人気モデルに成長していっためぐみさんに、音楽業界が目をつけないはずはありません。編集部などにも色々話が持ち込まれたそうです。お姉さんのキャンペーンに付いていった時などにも「歌ってみないか」と誘われますが、芝居には興味があっても歌を唄うことにはまったく興味がなく、すべて断っていたそうです。ですが当時のビクターの担当者は熱心で、お姉さんがビクターから演歌歌手としてレコードを出していた関係もあり、1枚でもいいからとすすめられ、しぶしぶデビューすることになります。
(次回に続く) (敬称略)
参考資料、麻丘めぐみ応援会HP、めぐカコさんのブログ「麻丘めぐみアルバム」、Premium BOX ライナーノーツ、他