今朝の最低気温は4.9℃。朝の天気は霧。午前中は曇り、午後は晴れです。最高気温は15.3℃。
今朝、4時に起きて外を見ると霧。
今日は黒姫山登山の日。
すぐネットで天気情報を確認すると、天気は良さそうです。
家を5時10分に出て大橋登山口に向かいます。
戸隠街道を進み長原溶岩台地に達すると、霧の上に出ました。
上空は快晴で、まだ薄暗いのですが黒姫山も見えます。
大橋に5時半に到着。
車は5~6台止まっています。
ここでTさんご夫妻と待ち合わせ。
霜が降り、笹の葉の水滴は凍っていました。
寒くてジャンバーを着ました。
5時40分に出発。
まだ薄暗い林道を歩きます。
空は快晴です。
途中で日の出となり、戸隠山が朝日に輝きます。
紅葉も綺麗で、今日は登山日和になりました。
登山道を歩いていても汗をかきません。
日が出て、太陽の光が当たりだすと、少しずつ気温が上がってきて、中腹でジャンバーを脱ぎました。
登山道上部に達し、木々の間から景色が見れるようになると、雲海が広がって、すばらしい景色です。
しらたま平らからは、火打、焼、金山、天狗原、雨飾、乙妻・高妻、戸隠連邦、その向こうに北アルプスの峰々、そして飯縄山、その向こうに八ヶ岳、浅間から四阿山、横手から苗場山に連なる山々、眼下は雲海が覆っています。
すばらしい光景です。
尾根付近には昨日降った雪がほんの少し残っていました。
しらたま平からは快適な尾根歩きで、まさしく運上のスカイラインです。
山頂でお昼を食べていると、先月下旬に斑尾山に登山した際にお会いした方と、またお会いしました。
10月に黒姫に登るとお話してありましたが、また出会うと驚きです。
お昼を食べ休んだ後、黒姫乗越に向かいます。
乗越まではコメツガやオオシラビソの尾根歩き。
木の根や岩が歩きの邪魔をします。
乗越からは火口原を目指し、しらびそ平の中を歩きます。
ここは、オオシラビソやコメツガの生い茂る原生林で、太さ70~80cm、中には1mに達するような針葉樹の森で、独特な香りが漂ってきます。
森林浴には最適な市ころです。
そして、原生林を抜けると一面笹に覆われた火口原に出ます。
火口原の真ん中には七つ池と呼ばれる池が点在しています。
深田久弥は奥様とご一緒に黒姫に登られています。
そして火口原に降りついたとき、「降り着いた所は、そこに天女が遊んでいたにしても不思議でないような、静かな美しい別天地であった。(中略) うららかな空と陽とそよ風を楽しむのに刻を忘れた。」と述べています。(朝日新聞社刊 深田久弥 山の文学全集 「山頂の憩い 黒姫山」より)
火口原は外輪山と小黒姫に囲まれた閉鎖された空間です。
火口原の景色はすばらしいです。
火口原を離れる時、しっかり目に焼き付けました。
そして、また来ることが出来ますように祈りました。
火口原を離れ森の中を少し進むと、峰の大池に出ます。
この池は、黒姫様が黒龍の怒りを自らの命を持って鎮めるために、身を投げたと言われる池なのです。
静かにたたずむ峰の大池はすばらしい景色を見せてくれます。
峰の大池からはしばらく登りが続き、そして外輪山と小黒姫の間を下っていきます。
途中、天狗岩と呼ばれる3メートルもあるような岩が連なる難所を通過、紅葉の道を下ります。
登山口には15時45分ごろ到着しました。
今日は天気に瑠ぐまれすばらしい登山でした。
ただ、くたびれました。
斑尾山に3回登って鍛えたつもりでしたが、黒姫にはそれほど効果はなかったようです。
足が、がたがたで途中何度も痛みが出て、痛みをこらえて歩く時もありました。
もっと鍛えないとだめですね。
車に着いて、ザックをおろすと、一気に腰に痛みも出てきました。
さて、写真もアップしようと思いましたが、疲れて睡魔が襲ってきたので明日にでも。